精子凍結保存

精子凍結保存とは

精子凍結保存とは

精子凍結保存は、ご自身の生殖能力を未来へ託すタイムカプセルのような医療技術です。
将来子どもを持つという大切な選択肢を、現在の万全な状態で未来へと繋ぐことができます。

精子の凍結保存を行う目的は主に2つ。
ひとつは「不妊のリスクから子供をつくる力を守るため」。
例えば、がんの治療や手術を受ける方や加齢による精子の質の変化を懸念される方が利用なさっています。
もうひとつは「不妊治療のため」。
パートナーの採卵日に確実に精子を準備しておくための保険としても活用されています。

採取された精子は特殊な保護液で処理された後、マイナス196℃の液体窒素中で半永久的に保存。
人生の様々な変化に備え、未来の家族計画の可能性をご自身の手で確保するための有効で確実な手段なのです。

精子凍結療法を考えている
がん患者の皆さまへ

15歳から39歳までの若年層のがん患者(AYA世代)にとって、抗がん剤や放射線治療といった化学療法はがんを克服するためにとても大切な治療。
近年はがん治療も進歩し、完治させて元気に人生を謳歌している方もたくさんいらっしゃいます。

一方で、がん治療の副作用として精巣の細胞が破壊され、無精子症となって男性不妊に悩む患者様も少なくありません。
そのため、さまざまな医学学会において化学療法を受ける前の精子凍結保存が強く推奨されています。

ご本人にとっては化学療法前で精神的にも肉体的にも厳しい時期ではありますが、化学療法前に精子を採取して凍結させておけば、万が一、無精子症になったとしてもパートナーの協力のもとで行う不妊治療によって子どもを得る事が十分可能。
日本で数少ない“男性不妊生殖医療”の専門医師が在籍する当院にぜひご相談ください。

当院の精子凍結保存について

前述した通り、抗がん剤や放射線といった化学治療によるダメージを受けやすい精巣組織。
しかし、白血病など、がんの種類によっては診断後すぐに治療を行わなければならない場合があります。

当院では20時まで夜間診療を行っておりますので、治療開始・入院の前夜でも精子凍結保存の対応が可能。
ご本人が不在でも、ご家族がご自宅等で採取した精液を持参していただければ当日中に凍結を行います。

また、男性不妊生殖医療の専門医が診察する当院は、日本泌尿器学会認定の精子凍結施設です。
福岡市内の大学病院や基幹病院とも密に連絡をとっておりますので、安心してご連絡ください。

精子凍結保存の流れ

STEP01

採精

院内の採取室(プライバシーに配慮した専用個室)もしくはご自宅等で精液を採取していただきます。
院外で採取された場合は、ご本人またはご家族の方が当院までご持参ください。

※当院では精子を適切な温度で守る精子運搬用保温器「SEED POD」を導入し、質の良い精子管理に努めています。

STEP02

分析/選別

採取された精液を確認し、量や精子の運動率などを分析。
遠心分離などの特別な処理を施し、凍結に適した良好な精子を厳選・濃縮します。

STEP03

凍結

精子の細胞をダメージから守るための特殊な保護液を混合して専用容器に充填。
慎重に温度を下げた後、マイナス196℃の液体窒素タンクへ移し、未来のその時まで半永久的に時間を止めます。

精子保存料
(精子処理・保管料を含む)

 1スピッツ4スピッツ
精子凍結
(癌)
初回¥11,000/年¥44,000/年
2回目以降¥5,500/年¥22,000/年
精子凍結
(不妊)
初回¥19,250/年¥77,000/年
2回目以降¥11,000/年¥44,000/年
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