
男性不妊
ホルモン薬①
こんにちは院長の岩井です。今日は男性不妊のホルモン療法を考えていきます。まず、ホルモンの基本です。Gn-RHというホルモンの親玉から指令(刺激)をうけて、下垂体というホルモン放出の中枢からLHという指令(刺激)とFSHという指令(刺激)を出します。精巣ではLH指令(刺激)は精巣ライディッヒ細胞が受け取り、テストステロンを作ります。FSH指令(刺激)は精巣セルトリ細胞が受け取り、母なる精細胞(精祖細胞)が精子細胞を生み出す事を補助します。生み出された精子細胞(精母細胞)は精巣内テストステロン(ITT)による刺激を受けて、分裂(減数)を行い、円形精子細胞になり、精巣内テストステロン(ITT)の作用で成熟精子細胞になります。
つまり、精子をゼロから生み出す指令(刺激)はFSHであり、生まれた精子を成熟精子まで育てるものは精巣内テストステロン(ITT)なのです。ただ、精巣内テストステロン=血液内テストステロンという訳ではないのが難しいところです。 そのため、ホルモンの内服薬としては
つまり、精子をゼロから生み出す指令(刺激)はFSHであり、生まれた精子を成熟精子まで育てるものは精巣内テストステロン(ITT)なのです。ただ、精巣内テストステロン=血液内テストステロンという訳ではないのが難しいところです。 そのため、ホルモンの内服薬としては- FSHが正常で、精子が少ない人は
- FSHが上昇しているのに精子が少ない人は
- LH,FSHが少なくて精子が少ない人は






