コラム

【福岡市中央区】気づかないうちに感染する?無症状の性病と放置するリスク

性病は、感染しても自覚症状が現れにくいものが多く、気づかないうちに進行することがあります。

特にクラミジアや梅毒、HIVなどは、無症状のまま感染が広がることが多く、知らない間にパートナーにうつしてしまう可能性もあります。

また、性病を放置すると、不妊や深刻な健康被害につながることがあります。症状がないからといって安心せず、定期的に検査を受けることが大切です。

この記事では、無症状の性病の種類や、放置するリスクについて詳しく解説します。

無症状の性病とは?

日本で最も感染者が多く無症状の割合が高いクラミジア感染症

クラミジアは、日本で最も感染者が多い性病の一つです。

この病気は、細菌の一種であるクラミジア・トラコマティスが原因で発症します。性交やオーラルセックスを通じて感染し、男性の約50%、女性の約70%が無症状のまま進行するといわれています。

男性は排尿時の違和感や軽い痛みが出ることがありますが、気づかないことも少なくありません。女性は、おりものの異常や下腹部の違和感が現れることがありますが、症状が乏しく、検査を受けるまで気づかないことが多いのが特徴です。

 

痛みがないため放置されやすい梅毒

梅毒は、感染すると性器や口の周りに硬いしこりができることがあります。

この病気は、細菌の一種である梅毒トレポネーマが原因で発症します。性交やオーラルセックス、キスを通じて感染し、初期のしこりには痛みがないため、気づかずに放置してしまうことが多いです。

症状は数週間で自然に消えることがありますが、治ったわけではなく、体内に菌が残ったままです。

その後、進行すると全身に発疹が出たり、発熱やリンパの腫れが現れたりしますが、これらも自然に消えることがあり、さらに放置されるケースが少なくありません。

無症状のまま数年進行することもあるHIV(エイズウイルス)

HIVに感染すると、初期には風邪のような症状が出ることがありますが、その後は数年間無症状のまま進行することがあります。

この病気は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が原因で発症します。

性交や血液感染を通じて広がり、症状がないからといって安心していると、免疫力が徐々に低下し、通常ならかからないような感染症にかかりやすくなります。

治療を受けずにいると、エイズを発症し、健康状態が深刻に悪化することがあります。

 

知らぬ間に肝臓にダメージを与えるB型肝炎・C型肝炎

B型肝炎やC型肝炎は、感染しても自覚症状がないことが多く、そのまま慢性化するケースが少なくありません。

この病気は、B型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスが原因で発症します。性交や血液感染を介して広がり、長期間放置すると肝炎が進行し、最終的には肝硬変や肝がんにつながることがあります。

特にC型肝炎は、感染者の約70%がウイルスを体内に持ち続けるため、定期的な検査が推奨されています。

性病を放置するとどうなる?

不妊のリスクが高まる

クラミジアや淋病は、放置すると精巣や卵管に炎症を引き起こし、不妊の原因になることがあります。

男性の場合、精巣の炎症によって精子の質が低下し、女性の場合は卵管が詰まり、自然妊娠が難しくなることがあります。

無症状のまま進行するため、気づいたときには不妊治療が必要な状態になっていることもあります。

 

全身に影響を及ぼすことがある

梅毒を放置すると、初期症状が消えても菌が体内に残り、数年後には心臓や神経に重大なダメージを与えることがあります。

HIVが進行すると免疫力が低下し、通常ならかからない感染症やがんのリスクが高まります。

B型肝炎やC型肝炎では、長期間放置することで肝臓の機能が低下し、肝硬変や肝がんにつながることがあります。

 

パートナーや家族に感染させる可能性

無症状の性病は、自分が感染していることに気づかずにパートナーへうつしてしまうことが最大の問題です。

特に妊娠中の女性が感染していると、赤ちゃんに母子感染するリスクもあります。

クラミジアや梅毒、HIVなどは、早期に治療を受ければ感染拡大を防ぐことができるため、定期的な検査が重要です。

 

無症状でも検査を受けるべき理由

定期的な検査で早期発見が可能

性病は、早期発見と適切な治療が大切です。無症状でも検査を受けることで、感染の有無を正確に把握し、必要な治療を早めに受けることができます。

特に、次のような場合は検査を受けることをおすすめします。

・新しいパートナーと関係を持ったとき

・1年以上性病検査を受けていないとき

・不妊が心配なとき

・過去に性病にかかったことがあるとき

 

匿名で受けられる検査もある

最近では、匿名で性病検査を受けられるクリニックも増えており、プライバシーを守りながら安心して検査を受けることができます。

検査方法も、尿検査や血液検査など簡単なものが多く、短時間で結果がわかるため、気軽に受診できます。

 

性病は早期発見・治療が大切で治療が大切です

無症状のまま進行する性病は多く、気づかないうちに感染が広がることがあります。

症状がなくても定期的に検査を受けることで、早期発見と適切な治療が可能です。

「症状がないから大丈夫」と思わず、少しでも不安がある場合は早めに検査を受け、適切な対策をとりましょう。

この記事の監修医師

福岡 泌尿器・リプロクリニック 医師

医師 岩井 秀憲

経歴・資格・所属学会

  • 福岡県大牟田市出身
  • 2008年 佐賀県立病院好生館 初期研修
  • 2010年 九州大学泌尿器科学講座入局
  • 2010年-2018年 九州大学病院 九州医療センター、佐賀県立病院好生館、北九州市立医療センター、JCHO九州病院、済生会八幡総合病院、九州がんセンター、浜の町病院、東邦大学大森病院泌尿器科学講座、東邦大学泌尿器リプロダクションセンター
  • 2019年 原三信病院医長 原三信泌尿器クリニック不妊専門外来
  • 2021年 福岡 泌尿器・リプロクリニック開業
医師 岩井 秀憲

クリニック紹介・アクセス

住所
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1丁目13-21 フィルパーク福岡4F
電話番号
092-401-1085
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