コラム

【福岡市中央区】精索静脈瘤とは?原因・治療法をわかりやすく解説

 

「陰のうに違和感があるけれど、病院に行くほどではないかな?」

「精液検査で異常があったけど、原因がわからない…」

こんな悩み、心当たりはありませんか?

精索静脈瘤は、精巣周囲の血流が滞ることで発生する病気です。

初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかずに放置してしまうことも少なくありません。

しかし、進行すると痛みや不快感が現れ、精子の質が低下し、男性不妊の原因となることがあります。

この記事では、精索静脈瘤の原因・治療法をわかりやすく解説します。

さらに、自分でチェックする方法や、治療を検討すべきケースについても紹介します。

知らないままでいると、将来の健康や妊娠に関わる重要なポイントを見落としてしまうかもしれません。

ぜひ最後まで読んで、正しい知識を身につけてください。

 

精索静脈瘤とは

精巣(睾丸)は陰のう内にあり、体内の組織とつながっています。

このつながっている部分を「精索」といい、指で触れることもできます。

精索には、精子の通り道である「精管」、血管(動脈・静脈)、リンパ管、神経などが含まれています。

通常、精巣からの血液は心臓に戻りますが、精索部分では静脈が細かく枝分かれしているため、血流が逆流しやすくなっています。

この逆流によって静脈が膨らんだ状態が、精索静脈瘤です。

特に左側に発生しやすく、約80~90%が左側にできるといわれています。

これは、左右の静脈の流れ方が異なり、左側の血流が滞りやすいことが原因です。

 

主な原因

静脈の弁の異常

通常、静脈には血液が逆流しないように「弁」が備わっています。

この弁が正常に働くことで、血液は心臓に向かってスムーズに流れます。

しかし、精索静脈瘤になると、この弁がうまく働かず、血液が逆流してしまいます。

その結果、精巣周辺に血液が溜まり、静脈が拡張します。

精巣は精子を作る大切な器官ですが、精子は熱に弱い性質があります。

そのため、精巣の温度は通常、体温より2~3℃低い状態に保たれています。

しかし、血液が逆流すると精巣が温められ、温度が36~37℃まで上昇することがあります。

この温度上昇が、精子の質を低下させ、男性不妊の原因になることがあります。

 

解剖学的な理由(ナットクラッカー現象)

精索静脈瘤の原因の一つに、「ナットクラッカー現象」があります。

これは、左腎静脈が腹部の血管に挟まれることで、血流が悪くなる状態を指します。

この影響で静脈の圧力が上がり、精索静脈瘤を引き起こすことがあります。

また、解剖学的な特徴として、左の精巣静脈は右側よりも長く、心臓に戻るルートが遠回りになっています。

このため、精索静脈瘤は左側にできやすいといわれています。

 

治療法

手術による治療

精索静脈瘤を根本的に治すには、手術が必要です。

手術では、問題のある静脈を結紮(けっさつ:縛って切断すること)することで、血液の逆流を防ぎます。

手術を受けた場合、約50~70%の人で精液の状態が改善すると報告されています。

精液の改善が見られなくても、精子のDNA損傷が減少することが近年の研究で明らかになっています。

 

手術方法には以下のようなものがあります。

 

・高位結紮術(開腹手術の一種)

・腹腔鏡手術(小さな穴を開けて行う手術)

・顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術(現在、最も合併症が少なく効果が高いとされる手術)

 

特に、顕微鏡下手術は、静脈のみを切断し、動脈やリンパ管を温存できるため、術後の再発リスクが低いとされています。

また、陰のう水腫(精巣を包む膜に液体が溜まる症状)といった合併症も防ぎやすいメリットがあります。

 

次のようなケースでは、手術が検討されます。

 

・グレードⅡ以上(症状が進行している)

・静脈の太さが3mm以上

・血液の逆流が確認されている

 

抗酸化療法

手術以外の治療法として、抗酸化作用のあるサプリメントや薬剤を使用する方法もあります。

代表的なものには、次のような成分があります。

 

・コエンザイムQ10

・オメガ3脂肪酸

・ビタミンC・E

・亜鉛

 

これらを3~4ヶ月服用することで、約50%の人で精液の質が改善するとされています。

 

自分で確認する方法

精索静脈瘤は、自分でチェックすることも可能です。

お風呂上がりに陰のうを触ってみて、左側の精巣の周囲に血管が浮き出ている場合は、グレードⅢの可能性があります。

このような場合は、男性不妊症の専門医を受診することをおすすめします。

 

精索静脈瘤を正しく理解し、早めの対策を考えよう

この記事では、精索静脈瘤の原因・治療法について詳しく解説しました。

精索静脈瘤は、初期の段階では自覚症状が少なく、気づかないまま進行してしまうことが多い病気です。

しかし、放置すると精巣の機能が低下し、男性不妊につながることもあります。

特に左側に発生しやすく、精子の質や数の低下を引き起こすため、不妊の原因がはっきりしない場合は、一度検査を受けてみることをおすすめします。

早めの発見と対策を心掛け、大切な健康を守りましょう。

 

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