
コラム
【福岡市中央区】精索静脈瘤は不妊の原因に?精子の質への影響と手術の効果について解説

「健康には問題ないのに、なかなか子どもを授かれない…」
「二人目ができにくいのは、加齢のせい?」
このような悩みを抱えているなら、精索静脈瘤が関係しているかもしれません。
精索静脈瘤は、精巣の静脈に血液が逆流し、こぶのように膨らむ病気です。
自覚症状がないことも多いですが、精巣の温度上昇や血流の悪化が精子の質に大きな影響を与えることがわかっています。
しかし、適切な治療を受ければ、精液の状態が改善する可能性は十分にあります。
特に手術を行うことで、6~8割の人で精子の数や運動率の向上が確認されています。
この記事では、精索静脈瘤が精子に与える影響や、不妊との関係、手術による改善効果について詳しく解説します。
知らないまま放置すると、将来的に妊娠しづらくなるリスクが高まることもあるため、ぜひ最後まで読んで正しい知識を身につけましょう。
精索静脈瘤と男性不妊の関係
精索静脈瘤は、精巣の静脈に血液が逆流し、こぶのように膨らむことで発生します。
この状態になると、血液の流れが滞り、精巣の温度が上昇します。
通常、精巣は精子を作るのに適した34~35℃に保たれています。
しかし、精索静脈瘤があると温度が37℃以上に上昇し、精子を作る力が低下してしまいます。
また、血流が悪化すると精巣内が低酸素状態になり、精子が作られにくくなることもわかっています。
精索静脈瘤による主な影響
・精子の数が減る(乏精子症)
・精子の運動率が低下する(精子無力症)
・受精率や着床率が下がる
・流産のリスクが上昇する
さらに、精索静脈瘤のある男性は活性酸素のバランスが崩れ、酸化ストレスが増加しやすくなります。
これにより、精子のDNAが損傷するリスクも高くなることがわかっています。
乏精子症の約40%は精索静脈瘤が原因
精索静脈瘤は、男性の約10~20%に見られる一般的な病気ですが、すべての人に不妊の症状が出るわけではありません。
しかし、
・乏精子症の約40%
・二人目不妊(続発性不妊)の70~80%
これらのケースで精索静脈瘤が関係しているとされています。
精索静脈瘤は時間とともに進行するため、最初は妊娠できても、年齢とともに精巣の機能が低下し、二人目不妊の原因になることがあります。
一人目が自然に授かったことで「自分には不妊の問題がない」と思い込んでしまうケースもありますが、加齢とともに精巣の機能が低下し、問題が現れることもあるのです。
精索静脈瘤が精子に与える影響

精索静脈瘤があると、以下のような影響により、精子の質が低下します。
・精巣内の温度上昇(2~3℃)
・精巣の酸素不足(血流の悪化により低酸素状態に)
・活性酸素の増加(酸化ストレスによる精子のダメージ)
これらの影響により、
・精子の数や運動率の低下
・DNA損傷率(DFI)の上昇
が起こり、男性不妊のリスクが高まります。
活性酸素とは?
活性酸素は、細胞の働きを調整し、免疫機能を助ける役割を持っていますが、過剰になると細胞にダメージを与え、体に悪影響を及ぼします。
本来、人間の体には活性酸素を除去する機能がありますが、
ストレス、加齢、病気などの影響でバランスが崩れることがあります。
特に精子は、酸化ストレスの影響を受けやすく、DNA損傷を引き起こす原因となります。
そのため、精索静脈瘤のある方は酸化ストレスを抑える治療が必要になる場合があります。
手術の効果
精索静脈瘤の手術を受けることで、精子の状態が改善する可能性があります。
精索静脈瘤の病状には個人差がありますが、
・軽度(グレード1)
・中等度(グレード2)
・重症(グレード3)
に分類されます。
手術後の改善率は以下の通りです。
・重症(グレード3):約80%の人で精子の状態が改善
・中等度(グレード2):約50%の人で精子の状態が改善
手術によって、精子の数や運動率が向上し、妊娠の確率が高まる可能性があります。
精索静脈瘤が不妊に与える影響を理解し、適切な治療を検討しよう
この記事では、精索静脈瘤が精子の質に与える影響や、不妊との関係、手術による改善効果について詳しく解説しました。
精索静脈瘤は、精巣の温度上昇や血流の悪化を引き起こし、精子の数や運動率の低下、DNA損傷の増加につながる病気です。
妊娠を希望する場合や、精液検査で異常が見つかった場合は、早めに専門医に相談し、適切な治療を検討することが大切です。
福岡市中央区今泉の「福岡 泌尿器・リプロクリニック」
西鉄大牟田線 天神駅から徒歩2分に位置するは福岡 泌尿器・リプロクリニックは男性不妊治療専門のクリニックです。
不妊症の原因として、女性ではなく、男性が原因によるものが約半分なのです。
男性不妊で悩んでいる方は決して少ない訳ではありません。
普通の病気の1つです。
男性不妊かも?と思っている方、オンライン診療や昼休み、夜間に受診できます。
お気軽にご来院ください。
みなさまの勇気にお応えいたします。
福岡 泌尿器・リプロクリニック
TEL:092-401-1085
住所:〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1丁目13-21 フィルパーク福岡4F




