コラム

【福岡市中央区】包茎が原因で不妊になる?知られざるリスクと対策

「包茎は病気ではないし、特に問題ない」と思っていませんか?

実は、包茎の状態によっては不妊のリスクを高める可能性があります。

直接的な原因になることは少ないですが、射精の妨げや衛生面の問題、性感染症のリスク増加などを通じて、妊娠しづらくなるケースもあります。

この記事では、包茎と不妊の関係、リスクを回避するための対策について詳しく解説します。

「将来の妊娠に影響があるのか?」と不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。

 

包茎とは?

包茎とは、包皮に亀頭が覆われていて、勃起時にも自然に完全に剥けない状態を指します。

新生児のほとんどは包茎ですが、成長とともに自然に剥けることが多いです。

しかし、大人になっても包茎のままの人も少なくありません。

日本人男性の約6〜7割、つまり10人中6〜7人が通常時に亀頭が包皮に覆われた状態といわれています。
そのため、特に症状がない場合は「治療の必要がない」と自己判断する人も多いでしょう。

しかし、包皮の先端が狭い場合、亀頭を露出させたときに強い締めつけを感じることがあり、血流が悪くなって変色や痛みを伴うケースもあります。

こうした場合、適切な治療が必要になります。

また、包茎の種類によっては、衛生面の問題や排尿障害、性行為への支障などのリスクがあるため、放置せず適切なケアを行うことが重要です。

 

包茎は男性不妊の原因になるのか?

包茎そのものが不妊の直接的な原因になることは少ないですが、間接的に影響を与える可能性があります。

以下のような要因が、不妊につながることが考えられます。

 

射精の妨げになる

妊娠の可能性を高めるためには、できるだけ多くの精子を子宮内に届けることが重要です。

しかし、真性包茎の場合、包皮が狭く精子の通り道を妨げることで、子宮に届く精子の量が減少することがあります。

その結果、妊娠の確率が低下する可能性があります。

亀頭がしっかり露出していれば、精子がスムーズに放出され、より多くの精子が子宮に届くことが期待できます。

 

衛生状態が悪くなる

包茎の状態では、包皮内に汚れが溜まりやすく、細菌の繁殖が起こりやすくなります。仮性包茎であれば、入浴時に亀頭を露出させて洗うことで清潔に保つことができます。

しかし、重度の仮性包茎や真性包茎では、亀頭と包皮の間に恥垢が溜まりやすく、性感染症にかかるリスクが高くなります。

性感染症に感染すると、精巣や前立腺の炎症を引き起こし、不妊の原因になることもあります。

 

性行為に消極的になる

カントン包茎の人は、勃起時や性行為の際に痛みを感じることがあります。包皮が狭いため、勃起すると亀頭が強く圧迫され、痛みが生じます。

その結果、性行為に対して消極的になることも少なくありません。

性行為の回数が減ると、妊娠の機会も減少するため、結果的に不妊の原因の一つになりえます。

 

包茎を治すメリット

包茎を治療することで、衛生面や健康面でのメリットが多く、性行為にも自信を持てるようになります。

 

包茎を治すことで得られる主なメリット

・汚れが溜まりにくくなり、恥垢の発生を防ぐ

・悪臭が軽減される

・亀頭や包皮の炎症(包皮炎・亀頭炎)を予防できる

・早漏やED(勃起不全)のリスクを減らせる

・排尿時の尿の飛び散りを防げる

 

さらに、包茎と陰茎がんの関係も指摘されています。

かつて、陰茎がんの患者の多くが包茎だったことから、包茎がリスク要因の一つと考えられていました。

現在では、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因とされていますが、包茎と陰茎がんの関連性が完全に否定されたわけではありません。

このように、包茎の治療は衛生面・健康面・性機能の向上にもつながります。

 

包茎の対策

思春期を迎えると男性ホルモンの影響で性器が発達し、包皮も伸びやすくなります。

そのため、多くの人が仮性包茎の状態になります。

しかし、思春期を過ぎても真性包茎が改善されない場合は、陰茎がんのリスクも考慮し、手術を検討するのがよいでしょう。

 

治療のポイント

・仮性包茎は保険適用外のため、手術を希望する場合は自由診療となる

・真性包茎やカントン包茎は医療的に治療が必要な場合があり、保険適用になることが多い

・包茎が原因で性行為に自信を持てない場合は、心理的な影響も考慮し、治療を検討する

 

仮性包茎の場合、必ずしも手術が必要なわけではありませんが、包茎によるコンプレックスや性行為への消極的な姿勢が問題になることもあります。

治療を考えている方は、まず専門医に相談することをおすすめします。

 

気になる症状がある場合は早めに相談しましょう

包茎は直接的な不妊の原因ではありませんが、射精の妨げや衛生面の問題、性行為の減少などを通じて間接的に影響を与えることがあります。

また、包茎を放置すると、感染症のリスクが高まったり、性行為に対する自信を失ったりする可能性があります。

特に真性包茎やカントン包茎の場合は、早めの治療が望ましいため、気になる症状がある場合は専門の医療機関に相談しましょう。

この記事の監修医師

福岡 泌尿器・リプロクリニック 医師

医師 岩井 秀憲

経歴・資格・所属学会

  • 福岡県大牟田市出身
  • 2008年 佐賀県立病院好生館 初期研修
  • 2010年 九州大学泌尿器科学講座入局
  • 2010年-2018年 九州大学病院 九州医療センター、佐賀県立病院好生館、北九州市立医療センター、JCHO九州病院、済生会八幡総合病院、九州がんセンター、浜の町病院、東邦大学大森病院泌尿器科学講座、東邦大学泌尿器リプロダクションセンター
  • 2019年 原三信病院医長 原三信泌尿器クリニック不妊専門外来
  • 2021年 福岡 泌尿器・リプロクリニック開業
医師 岩井 秀憲

クリニック紹介・アクセス

住所
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1丁目13-21 フィルパーク福岡4F
電話番号
092-401-1085
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