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こんにちは院長の岩井です。
今回は男性不妊のサプリメントに考えていきましょう。
男性の方は結構、大量にサプリメントを内服している方がいます。
ドラックストアに行くとビックリするくらい大量のサプリメントがあります。
男性不妊と書いているものもありますが、
サプリメントは法律的には薬ではなく食料です。
そのため、基本的には薬ほど法律は厳しくなく、結構適当に書いている
サプリメントが多いですね。
ただ、男性不妊の原因は酸化(錆びる)事が原因が多いので、
美容などのサプリメントと一緒のものもあります。
酸化(錆びる事)を防止するためには「活性酸素」(フリーラジカル)というものと減らす
抗酸化物質がいいといわれています。
代表的なものはビタミンCやビタミンEです。
しかし、ビタミンCは水溶性でとりすぎると尿として体外に出てしまい無駄になります。
ビタミンEは脂溶性でとりすぎると体の中にたまって悪影響を及ぼします。
どちらにせよ、適量が重要なのです。
ほかに抗酸化作用のある物質として、コエンザイムQ10やアスタキサンチンなどがあります。
ビタミンB12はDNA(核酸)の生合成を助けたり、Lカルニチンは細胞内ミトコンドリアの老化に関係しているとはいわれています。
Lカルニチンや亜鉛は精液中に多く含まれており、その含有率が精子の運動率に直接左右すると
の意見もあります。
ただ、科学なので時代と共に新しい意見が出てきます。
Lカルニチンは100人に1日2gを60日投与したら精子の運動率や濃度が上昇した論文もあれば
21人に1日3gを168日投与しても精子所見は改善しなかった論文もあり、意見が分かれていたり、昔から亜鉛と葉酸は精液に良いといわれていたが、30人ほどに投与した論文しかなかったのだが、2020年2370組で6カ月投与したら改善しなかった論文がでてきたりしています。
平成27年の厚生省の統計では日本でビタミン剤を飲んだ1671人のうち有効と医師に判断された方は283人おり、約18%ほどは少しでも効果があると報告されており、
個人的にはその、少しの努力が重なって、大きな結果(妊娠)に結びつくのではないかなと思って
何もしないよりはサプリメントの内服を勧めています。
運命を変えよう!がんばれ男たちよ!!