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こんにちは院長の岩井です。
最近、射精障害の問い合わせが非常に多いです。
色々な種類、原因がありますが、皆さん勝手に不治の病と思っている様です。
先に結論から申しますと、治療が効く可能性は十分にあります。
治療法は①薬 ②漢方 ③リハビリ (④シリンジ法) などがあります。
まず、一般に射精障害と思っている方は日本に500万人いると言われており、
その中の270万人(53%)が、なかなか射精までいかない膣内射精障害(重度遅漏)と
いわれております。また、不妊症治療中でカップルの30%がEDや射精障害を経験しているといいます。言い換えるとものすごーく「よくある疾患」なのです。
まず、マスターベーション(オナニー)で射精でき、量が十分にでるかが問題です。
射精する精液量が極端に少ない方(数滴)の方は逆行性射精の可能性があります。
クリニックで逆行性射精の確認ができれば、内服薬で改善する可能性が高い疾患です。
原因は糖尿病やもともと飲んでいた内服薬の可能性がありますが、原因不明な場合もあります。
次にマスターベーション(オナニー)では問題なく勃起射精できるのに、SEXではなかなか射精できない人、中折れする人は高度の遅漏(膣内射精障害)の可能性が高いです。
ここで、皆さんは射精って自然にできる様になったと思ってませんか?
射精は偶然射精した後に何度も練習をして、訓練でタイミングを身につけた「技術」なのです。
膣内射精障害はリハビリでコツをつかむ事ができれば改善できる事が多いですし、漢方も結構効果があります。(リハビリにはある程度時間がかかりますが・・・)
外来に来られる方で必至に妊活を行っており、悠長にリハビリなんかできない方や
たまにならSEX何とかできるが、週に何回もSEXできないという方は、シリンジ法をお勧めしています。
マスターベーション(オナニー)で射精した精液を専用の注射器に移して、膣の中に注入するもので、短時間でタイミング法と同じ効果が得られます。
シリンジ法で精子が傷ついたり、妊娠率が下がったりするリスクはありませんので、通常のSEXの代わりに使えます。(これは意外に男性の方に抵抗が強く、女性の方が受け入れがいい印象です)
「名を捨てて実をとる」という諺がある様に、現実的な妊娠を考えるとシリンジ法は非常にお勧めな方法であると思います。
運命を変えよ!がんばれ男たちよ!!