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院長が、自らの不妊治療で気づいた夫婦のあり方。|福岡市の男性不妊専門|福岡 泌尿器・リプロクリニック

院長が、自らの不妊治療で気づいた夫婦のあり方。


不妊治療をきっかけに、セックスレスになった、夫婦関係がギクシャクした、寝室が別になった、と言う話はよく聞く。不妊治療を継続しながら、良い夫婦関係を保つためには、想像以上の努力が必要でもある。

男性はタイミング法や人工授精で定められた日に、自分の「気分」や「ムード」に関係なく、性行為に及び、そして絶対的に射精しなければならない。女性は出産の機械であると言った政治家がいたが、不妊治療の場合、男性は間違えなく射精する機械の役割が大きい。むなしく感じる方は多いと思う。

一方、妻は一人で婦人科を受診し、長い待ち時間を耐えて少なくない金額を支払い、仕事やプライベートの予定を調整しながら受診をして、場合によってはホルモン剤の自己注射を行い、ホルモン剤を服用することでむくみや体重増加などと闘ってきたのに・・・となる。

 

冷静ならば優しくお互いの気持ちに寄り添えるかもしれないが、

治療だけて手いっぱいなのに様々なストレスが襲ってくる。

「永遠に成功しなくて、このまま子供ができなかったらどうしよう」ということだけではない。  子供ができないまま、夫婦としての形も変わってしまって、ギクシャクした関係になってしまったらどうしよう。さらには、不妊治療をしていると、「そこまでして、どうして子供を欲しいと思うのか」 「子供が欲しいと思うことは自分のエゴではないか」「夫婦のあり方」など普通の家族が時間をかけて直面していく様々なことに、一気に直面する。

まさにパニックの中、お互い支え合っていかなければならない。

非常に難しいミッションである。

 

唯一できる事、それは「ありがとう」と、伝えること。

「ありがとう」と言う気持ちを相手に示すことで、先の見えない孤独や、人には相談できない葛藤を、少しでも癒せるのではないだろうか。ただそれは意外に簡単ではない。イライラが先にでてしまうが、心の変化が必要なのかもしれない。

「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」と松井選手は言っていた。

頑張れ!!男たちよ! 運命をかえろ!!

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