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日本人男性の包茎の割合は約7割です。
包茎には真性包茎と仮性包茎があり、真性とは包皮口が狭く亀頭の露出ができない状態、
仮性とは露出はできるが、いつも亀頭に包皮が被っている状態です。
日本人は性に関して抵抗があり、特に包茎に関しては、うしろめたいせいか、正しい知識情報がなく、一人で悩まれている方が多い印象です。
包茎の主なデメリットとしては以下が挙げられます。
・見た目的に悪い
・排尿時に尿が飛び散りやすい
・陰毛が絡んで過ごしづらい
・歳をとると下着が汚れやすい、
・性行為のあとに包皮が切れたり赤くなり痛みが出る
・勃起しているときに突っ張りが強く性行為の妨げになる
・避妊具がつけづらい
などなど
いろいろな困りごとが伴います。
中には包皮炎を発症される方も散見されます。
真性包茎 で亀頭の露出ができない方は積極的手術の適応になります。
露出ができないと細菌感染を起こしやすく、陰茎腫瘍など発生率が高くなります。
真性包茎の方は、残念ですが投薬での改善は望めないため、手術が必要になります。
仮性包茎 で勃起時に包皮が突っ張る様な包皮口が狭い場合には、
ステロイド軟膏を使用し皮膚を柔らかくして翻転できるように半年くらい処置を継続してもらいます。
どうしても翻転できないときは、包皮と亀頭が癒着していることが多く泌尿器科での処置が必要になります。
包茎手術は背面切開術や環状切除術法があります。
背面切開術
その名のとおり、余剰包皮の12時方向を切開し包皮口を広げるだけなので、
亀頭が露出する事はありませんし、美容的にはよくありませんが、短時間で終わります。
環状切除術法
余剰包皮のみを切除するので、
美容的にもよく自然に見えますが、手術時間は長くなります。
術後は創部が腫脹し縫合部分にケロイドにならない様、弾性包帯を10日から2週間ほど巻いて頂きます。
シャワー浴や飲酒は術翌日から可能です。
運動や入浴は術後1週間ほどから開始してください。
性交(SEX)や自慰行為は4週間我慢してください。
手術による創部疼痛や浮腫は必ずありますが、1~2週間ほどで軽快します。
また、亀頭部の水泡形成、包皮剝離を認める事がありますが、1週間ほどで自然に軽快します。